SaQuaNa
ノルマンディー地方のオンフルールという街にある二つ星レストラン「SaQuaNa」さかな。
シェフのアレクサンドル氏は北海道洞爺湖にある三つ星「ミシェルブラス」にて初代シェフを務めていた方。また、洞爺湖サミットでは総料理長に抜擢。
パリから遠征です。いつものごとくバスもレストランも前日に予約しました。
FelixBusという高速バスで片道3時間。私は日帰りで往復6時間かけて「SaQuaNa」のために行ってまいりました。往復41€なので結構安かったです。
パリのBus Station de Bercyという大きいバスターミナルを8:20に出発。パリではLa Defenseにも停まるので滞在先からどちらか近い駅から乗ります。
そしてオンフルールまでは直行で11時20分に到着しました。バス停からお店までは歩いて10分の距離です。
お店の予約はオープン時間の12:30なので約1時間、街を観光してました。街は小さいので観光にちょうどいい時間でした。
土曜日なのでマルシェがやってました!
そもそもなぜ時間かけてまでこのお店に行きたかったのかというと、お店の名前の通り魚料理が有名だから。メイン以外は全て魚介です。魚好きの私は日本にいる時から行きたかったのです。
そしていざ入店!
非常に清潔感があり明るくモダンな店内です。
サービスの方も皆感じがよかったです。
アラカルトはなく90€と130€の2コースで、私は130€のコースにしました。
まずはアペリティフでコーヒーのメレンゲ、天かすが乗ったポトフのフラン、タラの燻製を乗せたブリオッシュ、ホタテのお寿司。
2皿目にスペシャリテのパスカード。クレープのような生地の中ににシブレット、トリュフオイルがかかってます。はじめて食べたけどかなり美味しかった。生地は薄くカリッとして中はフワです。生地に砂糖をまぶして焼き上げているのでデザートのような甘さなんだけどトリュフオイルとシブレットでバランスがとれてます。
アンコウにライムのゼスト、ココナッツとコブミカンのオイルが入ったブイヨン、アンコウの下にはパクチーとほうれん草。エスニックな味わい。石焼きの器ででてきました。
ホワイトアスパラガスにベトラーブのジュを煮詰めたソース、グレープフルーツとシェーブルチーズ、クミン風味。
鯛にパウダー状になったカリフラワー、グリルした鰯のクリームソース、酢でマリネされた蕪、山椒の実。鯛の火入れ抜群でした。
ラングスティーヌとイカ墨のリゾットにポワローといくら、にんにくのフリット。
個人的にはこのお皿が一番感動しました。
メインは羊。人参のロティに白いんげん豆にシードルのヴィネグレット。
メインを食べているときにサラダを持ってきてくれます。最近はサラダだけというお皿は少なくなってきているので嬉しい。
トムというチーズとジャガイモをマッシュポテト状にして表面を焼いたもの。パセリのクリームソース
アーモンド風味のパンケーキの上にグランマニエ風味のシャンティ、柑橘の香りを付けたオリーブオイルを上からかけてくれます。
カフェ味のサブレ生地の上に、ココナッツクリーム、ムラング、ジャンドゥーヤ
ミニャルディーズ
手前にあった容器を空けてみるとコーヒーのアイスにミルク系の泡を乗せたものでした。
お腹いっぱいになりました。毎回出てくるお皿がお洒落で、料理も楽しめて、そして美味しくて感動しました。
ちなみに行ってびっくりしたのが、アルコール類が二つ星とは思えないほど良心的なお値段で、グラスワインだと10€未満からありました。また、はじめに普通のお水か炭酸水か聞かれるんですがこれは全てお金を取られてませんでした。凄いですよね!
お会計の時に、「ここに来るためにパリから来ました」と伝えると「シェフに会っていく?」と言ってくださり厨房を見学させてもらいました。シェフを含め皆さん本当に親切でした。
長時間かけて行った甲斐ありました。大満足です‼︎
帰りは17:00のバスで20:00にパリ到着しました。