Arpège
20年以上もの間、三ツ星をキープしているフランスでも数少ない超有名レストラン「Arpège」アルページュ。パリ7区にありロダン美術館の斜め前あたりにあります。
アルページュ出身の有名シェフも非常に多いです。例えば昨年まで三ツ星だった「アストランス」のパスカル・バルボ氏もスーシェフとして腕を磨いたんだとか。
そして、このお店は全皿ほぼ野菜の料理で有名。
グランシェフであるアランパッサールは自家農園を所有しており、そこから毎日送られる野菜にファーカスしたコース構成。ネットフリックスに彼のドキュメンタリー映画がやっていて、それを見て行きたくなり念願の訪問です。
ちなみに予約をしたのは行く前日でしたが意外と大丈夫でした。たださすが三ツ星レストランだけあって、行った時には満席でした。
客席は地下と一階にあり、私は地下のおしゃれな洞窟のような空間で一人で食べました。
魚や肉もコースによっては出てくるみたいですが、私が選んだランチコース175€はホタテがでてきましたがそれ以外はすべて野菜のお皿。アペリティフやミニャルディーズを含めると14皿でてきました。ただ、ギャルソンがあまり感じよくなく料理の説明も声が小さくて何を言っているのか分からなかったのがちょっと残念でした。
料理はわかるのだけ説明を入れてます↓
ビーツのクリーム、ほうれん草クリーム、きくいもクリームをカリッとした生地の上に乗せたアペリティフからスタート
蕪を甘酢でマリネしたお寿司。下にはビーツのソース。お米には醤油もかかっているんだけど味はフレンチ。すごい美味しかった。
三種類のラビオリ。中にはそれぞれ野菜が入ってます。しょうゆベースの中華風なテイストでした。
ホタテのカルパッチョ。柑橘系の香りがしてさわやかな味わい。
セロリのスープにクリーム。
ポワローとキウイが入った貝のスープ。
野菜のリゾット。コメは使ってません。燻製したハムのようなものも入ってました。
オニオンタルト、レモンのピューレ
ビーツのタルタル。自家製マスタード
メインがほうれん草。人参のピューレとレモンのコンフィ
ほうれん草の味が濃くて美味しかった。
ミニャルディーズをデザートが始める前にテーブルに置かれます。
シュー生地の中にはちみつのアイス、はちみつのソース、ノワゼット
菊芋のクリームが入ったマカロン。ショコラソース
一皿一皿シンプルなんだけど絶妙な塩加減、火加減でかなり美味しかった。
全皿ほぼ野菜ですが皿数も多くお腹いっぱいになります。
最後に厨房を見学させてもらいました。シェフはいなかったけどスーシェフがいて料理人を全員集合させてくれて写真を撮ってくれました。かなり気さくで感じよかったです。
ちなみにお会計は炭酸水、コーヒー、グラス白ワイン一杯で219€でした。