伊勢丹フランス展
新宿伊勢丹で4/10〜16日の間フランス展がやっていて、今年はなんとヤンクヴルー が店を出すというので、行ってきました。私はフランスから帰国していたのでナイスタイミングでした。
写真には写ってないけどイートインしか食べられないミルフィーユを求めて階段の方まで行列してました。
そしてヤンが直接作ります。僕はミルフィーユ何回も食べているので食べたことのないものを注文しました!
「マロンヴァニーユ」
分かりやすく言うとモンブランの様なものです!
やっぱり美味しい。下のサブレ生地も美味しいし、期待を裏切りませんね
因みにこの他に「タルトシトロン」と「メイヴェイユ」があり全て1000円弱の値段でした。
ミルフィーユは1600円くらいでした。
日本で食べられる貴重なチャンスなので、あと1回は行こうと思います。
Le Clarence
8区にあるシャンゼリゼ通りからほど近いミシュラン二つ星レストラン「Le Clarence」
ここのオーナーは五大シャトーで有名なシャトオーブリオンを所有するClarence家。
その大邸宅を改装してレストランにしたとのこと。
レトロなフランスらしい高級感ある雰囲気。装飾品が豪華で水のグラスがバカラを使っていてびっくりしました。流石です。
ここに行く際はフォーマルな格好がよさそうです。
今回は90€のランチコースを注文しました。
ちなみにメニューとワインリストが一緒になった厚い本を本棚からとってきます。飾りではありませんでした。お洒落ですね
まずはアミューズ。コンテチーズのシュー、ビュローと呼ばれる貝にタルタルソース
ガンベローニというエビの天ぷらにキウイ、パセリのソース
この熱々ででてくるブリオッシュがまた美味しい。
ムール貝に海苔がかかってます。
ホタテが順番に三皿出てきます。一番上は抹茶パウダーがかかっているもので個人的には真ん中のビーフコンソメにホタテその上にウニが乗っているものが一番美味しかった。
メインはヒラメ。上にはイカがのってます。ここでもメインが食べ終わったらアスパラガスにサバイヨンをかけたもの、アーティチョークをカリッと揚げたものが順番にサービスされます。
デザートは一気に4皿テーブルに並びます。オレンジのソルベ、ムースオショコラ、レモンのプリンのようなもの、もう一つは忘れました。
お茶菓子のダコワーズ
ランチコースにはお肉がなかったですが満足できました。美味しかったのはもちろんですがそれ以上にサービスの方の動きがすごいかっこいい。料理をテーブル近くまで運んでくる係、それを配膳する係、ソムリエ、支配人といてさすがグランメゾンといった感じで勉強になりました。
La Patisserie du Meurice par Cedric Grolet
2017年Gault&Millauで「今年のベストパティスリーシェフ」、2018年度The World's 50 Best Restaurantsで「世界ベストパティスリーシェフ」を獲ったCedric Grolet氏のパティスリー。
飛ぶ鳥を落とす勢いです。
場所は1区の高級五つ星ホテルで有名なル・ムーリス内にありルーブル美術館の近くです。
テイクアウトのみのお店です。
そして彼のデザート。めちゃインスタ映えするんです(笑)
本物の果物のような見た目で味がまったく想像できない楽しさがあります。
他にもいろんな種類があります。アートの様ですね。
店内は非常にシンプルで商品がカウンターに置いてあるだけでオシャレです。
お店の前は行列。
気になるデザートの中身はこんな感じ。
※割り方が下手ですいません
正直食べるのがもったいない感じですが、中身はリンゴのジュレにリンゴのコンフィが入っておりリンゴそのものを食べているという感じ。非常に品のある味わいです。全体はホワイトチョコレートでコーティングされておりその内側にクリームです。はじめての食感でどうやって作ってるんだろうと興味深いです。
また、普通のデセールのようにスポンジやタルトのような生地系が使われてないのでフルーツの再構築のような感じで非常に軽いです。
値段は全部15€。かなり高いです。
個人的には美味しいんだけど普通のデザートの方が好きかな。。。
でも一度は食べる価値はあると思います。
Bouillon Chartier
9区にある1896年創業の老舗ブラッスリー「Bouillon Chartier」シェルティエ
パリではかなり有名なお店です。歴史があり長年愛され続けている理由は、美味しいものを安くというお店のコンセプトだから。
パリの外食は日本に比べるとかなり高くつきますが、ここは前菜一皿平均5€前後、メインが10€前後とかなり安い。しかもメニューの品数も多くフランスの伝統料理を出しています。
店内は大きいですが常に混み合っていて予約は受け付けていません。少人数でいくと何も聞かれないまま相席になることもあります。ランチ、ディナーの時間帯は大行列ができるので少し時間を外していくとそんなに並ばない時もあります。
ここのお店に行くと面白いのが自分の座っているテーブルクロスの上にオーダーメモが書かれます(笑)
まずはエスカルゴ。パセリ、ニンニクバターソースで食べます。残ったソースはパンにつけて食べるとおいしいです。
ゆで卵マヨネーズ
メインはアルザス風シュークルート
メインはどのお皿も結構ボリュームあるのでお腹一杯になります。どのお皿も特別なことはしていないシンプルな料理ですが美味しいです。
今日は3皿とビール一杯で23.7€。
パリのお店の中では断トツに安いと思います。かなりコスパがいいお店でフランスらしい料理、雰囲気が味わえるお店です。
Hugo&Co
知り合いから教えてもらった5区にあるビストロ「Hugo&Co」。一つ星の「Tomy&Co」のシェフTomy Gousset氏が経営してます。
一回目に当日予約をした際、満席で行けなかったので2日前にディナーを予約しました。ちなみにディナーは1日2回転するそうで19:00~と21:00〜の二部制になっているとのこと。
何も知らないで行った私がまず驚いたのは、こちらのシェフを任されているのは日本人シェフだということ。私はカウンターで食べたのですが目の前でお仕事をされていたので少しお話もさせてもらいながらという感じだったのですが、すごく物腰の柔らかい方。
なんと2018年度版ゴーエミヨにて「今年のビストロ」に選ばれたとのこと。凄い!!
お店はオープンしてちょうど一年だそうで雰囲気はネオビストロのような感じです。
そしてオープン時間に最初に入ったのですが、スタッフ同士が一人一人「頑張るぞ」みたいな感じで手を合わせていた光景が、素晴らしいなと感じました。
メニューはリーズナブル。
そしてカクテルも他にはないような創作カクテルがあって、私はジンベースにレモンケフィアやキュウリ、サンジェルマンというエルダーフラワーを使ったリキュールが入っているものを注文。キュウリが入っているけど全然青臭くなく、むしろ心地いい香りですごい美味しい。
まず選んだのはBao。蒸しパンの中に豚の角煮やキュウリ、セロリ、ニンジンが入っているもの。わかりやすく言うと角煮マンという感じで、別で甘辛のタレがついてきます。ほとんどのお客さんがこれを注文していたような気がします。見た目も楽しめて美味しい。
白アスパラとゆで卵、タルタルソース。間違いない組み合わせ。
メインは鯛です。フォアグラのソテーもついており、後から持ってきてくれたスタッフが鯛と昆布でとったブイヨンをかけてくれます。すごい落ち着く味でフォアグラと魚の組み合わせが意外だったのですが凄い合ってました。
全部美味しすぎてデザートの前にもう一皿追加注文しました(笑)
プーレフリット(から揚げ)です。日本で食べる唐揚げとは少しテイストが違ってスパイスが効いていて美味しいです。マヨネーズと酸味が効いたソースがかかってます。
デザートはミニBABA。
このお店は日本人が好きな味だと思います。シェフが言っていたのはフレンチをベースに世界中の料理、食材を出してるとのこと。
スタッフの方もみんなナイスガイって感じでシェフが日本人なので簡単な日本語を言ってきてくれたりします(笑)でもそういうのって嬉しいです。
そして3店舗目が13区に4月中旬にオープンするみたいで、そちらのほうにシェフは移るみたいです。こちらも楽しみです。
Eels
10区にある「eels, Restaurant d'Adrien Ferrand, Paris 10ème」イールス。
お店の雰囲気はネオビストロのような感じ。
スタッフの方もすごい感じの良い方ばかり。
ちなみにオープン時刻の12:30に入店しましたがすぐに満席だったので行く際は予約したほうがいいと思います。
イールスとは英語で鰻の意味で、こちらのスペシャリテは前菜の中から選べる燻製鰻。
今回はお昼に伺って、前菜+メイン+デザートの32€のコースにしました。
まずは前菜でスペシャリテ、燻製鰻、ノワゼット
メインはボライユ、オマールのビスクソース
キウイのコンフィ、抹茶クリーム、ピスタチオのパンケーキ、ミントのソース
どのお皿も美味しかったです。また伺って他のメニューも食べてみたいと思うお店でした。
お店周辺はあまり治安のいいところではないので行く際は気をつけてください。
David Toutain
今年、2019年度版ミシュランにて二つ星に昇格した「David Toutain」ダビド・トゥタンに行ってまいりました。
シェフは三ツ星アルページュ出身とのこと。場所もアルページュと同じ7区にあります。
アルページュ出身の優秀なシェフは本当に多いですね。
そして今回はお昼に伺って1番下の90€のコースを注文しました。
このお店は料理の演出に凝ってます。
はじめにハーブの香りをつけたアンフュージョンを注いでくれます。
牡蠣クリームにフランボワーズの何かが入っていて美味しかった。
ビーツのタルタル
ホタテ、白アスパラが入っているアーモンドの香りがするクリームスープのような感じ
セロリを薄くスライスしたものに栗の味がするエスプーマ。
ブリオッシュ
フォカッチャ
新アスパラガスと魚はタラ。
魚の火入れ抜群で弾力があって美味しい。
メインはボライユ。メインの前にプレゼンされます。
香ばしく焼いた 鰻に黒ゴマのソース
ボライユも火入れ抜群です。
ショコラムースとオレンジソルベ
ベトラーブを使ったデザート。これはちょっと微妙でした。。。
ミニャルディーズ
このお店は火入れ具合が素晴らしいと感じました。
ただちょっとデザートが全体的に残念でした。。。
David Toutainがある通りには他にも一つ星の「Tommy&co」など面白そうなお店が集まっているので、機会があれば行ってみようと思います。