cuisinefrancaise’s diary

パリ在住のフレンチ料理人です。食べ歩いてる中で美味しかったお店だけをアップしてるのでお店選びの参考にしてください(^^♪

Freddy's

以前に紹介したサンジェルマンデプレにある「Semilla」の系列店、「Freddy's」。

お店は隣接していて店内はガラスの扉でつながっています。

「Semilla」同様に連日賑わっています。

 

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そしてこのお店はタパス形式で注文するバルのような感じ。値段は「Semilla」とは違いリーズナブル。黒板にメニューが書いてほぼ10€未満です。

 

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がっつり食事をするというよりは、飲みながらつまみを楽しむといった感じ。

雰囲気もお洒落なバルといった感じでテンション上がります。

 

さつまいものフリット、タルタルソース

 

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エリンギのグリル、しょうゆバターのようなソースがかかってます。

エリンギの食感が最高にいい。これはまた食べたい一皿。

 

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豚肩肉のロースト

 

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友達との飲みやデートに向いているお店だと思います。

YANN COUVREUR ③

1日50食限定の「Yann Couvreur Pâtisserie」のスペシャリテミルフィーユ。

イートイン限定で持ち帰りは出来ないそうです。その場でミルフィーユを組んでくれます‼︎

 

正直ミルフィーユはレストランで食べる方が全然美味しいと思ってます。理由は、生地とクリームが予め組んであるパティスリーは生地が湿気ってしまっていることが多いけど、レストランはその場で組むので生地のサクサク感が全く違うから。

 

でもさすがヤン。

ホテルやレストランでパティシエをしていた彼は、アラミニッツのこだわり。

だから、ここのは人気があるんです。

 

 

たしか、12時から18時までの販売って言ってたかな。。。

 

過去2回売り切れてて、ようやく今回食べられました。

 

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まず普通のミルフィーユとは全く違う生地。クイニーアマンの生地を薄く焼いているとのこと。サクッとしていてとても軽く、表面の香ばしさもあり美味しいです。

中のカスタードクリームは、けっこう生クリーム感が強い感じ。個人的にはもう少し卵の味がする方が好きだけど、これはこれで美味しい。

 

生地にも甘さがあるので、カスタードクリームは甘さ控えめで全体のバランスが取れてました。

 

新感覚のミルフィーユと言った感じでボリュームもあり美味しかったです。

SaQuaNa

ノルマンディー地方のオンフルールという街にある二つ星レストラン「SaQuaNa」さかな。

 

シェフのアレクサンドル氏は北海道洞爺湖にある三つ星「ミシェルブラス」にて初代シェフを務めていた方。また、洞爺湖サミットでは総料理長に抜擢。

 

パリから遠征です。いつものごとくバスもレストランも前日に予約しました。

 

FelixBusという高速バスで片道3時間。私は日帰りで往復6時間かけて「SaQuaNa」のために行ってまいりました。往復41€なので結構安かったです。

 

パリのBus Station de Bercyという大きいバスターミナルを8:20に出発。パリではLa Defenseにも停まるので滞在先からどちらか近い駅から乗ります。

 

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そしてオンフルールまでは直行で11時20分に到着しました。バス停からお店までは歩いて10分の距離です。

 

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お店の予約はオープン時間の12:30なので約1時間、街を観光してました。街は小さいので観光にちょうどいい時間でした。

 

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土曜日なのでマルシェがやってました!

 

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そもそもなぜ時間かけてまでこのお店に行きたかったのかというと、お店の名前の通り魚料理が有名だから。メイン以外は全て魚介です。魚好きの私は日本にいる時から行きたかったのです。

 

そしていざ入店!

 

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非常に清潔感があり明るくモダンな店内です。

サービスの方も皆感じがよかったです。

 

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アラカルトはなく90€と130€の2コースで、私は130€のコースにしました。

 

まずはアペリティフでコーヒーのメレンゲ、天かすが乗ったポトフのフラン、タラの燻製を乗せたブリオッシュ、ホタテのお寿司。

 

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2皿目にスペシャリテのパスカード。クレープのような生地の中ににシブレット、トリュフオイルがかかってます。はじめて食べたけどかなり美味しかった。生地は薄くカリッとして中はフワです。生地に砂糖をまぶして焼き上げているのでデザートのような甘さなんだけどトリュフオイルとシブレットでバランスがとれてます。

 

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アンコウにライムのゼスト、ココナッツとコブミカンのオイルが入ったブイヨン、アンコウの下にはパクチーとほうれん草。エスニックな味わい。石焼きの器ででてきました。

 

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ホワイトアスパラガスにベトラーブのジュを煮詰めたソース、グレープフルーツとシェーブルチーズ、クミン風味。

 

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鯛にパウダー状になったカリフラワー、グリルした鰯のクリームソース、酢でマリネされた蕪、山椒の実。鯛の火入れ抜群でした。

 

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ラングスティーヌとイカ墨のリゾットにポワローといくら、にんにくのフリット

個人的にはこのお皿が一番感動しました。

 

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メインは羊。人参のロティに白いんげん豆にシードルのヴィネグレット。

 

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メインを食べているときにサラダを持ってきてくれます。最近はサラダだけというお皿は少なくなってきているので嬉しい。

 

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トムというチーズとジャガイモをマッシュポテト状にして表面を焼いたもの。パセリのクリームソース

 

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アーモンド風味のパンケーキの上にグランマニエ風味のシャンティ、柑橘の香りを付けたオリーブオイルを上からかけてくれます。

 

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カフェ味のサブレ生地の上に、ココナッツクリーム、ムラング、ジャンドゥーヤ

 

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ミニャルディーズ

 

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手前にあった容器を空けてみるとコーヒーのアイスにミルク系の泡を乗せたものでした。

 

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お腹いっぱいになりました。毎回出てくるお皿がお洒落で、料理も楽しめて、そして美味しくて感動しました。

 

ちなみに行ってびっくりしたのが、アルコール類が二つ星とは思えないほど良心的なお値段で、グラスワインだと10€未満からありました。また、はじめに普通のお水か炭酸水か聞かれるんですがこれは全てお金を取られてませんでした。凄いですよね!

 

お会計の時に、「ここに来るためにパリから来ました」と伝えると「シェフに会っていく?」と言ってくださり厨房を見学させてもらいました。シェフを含め皆さん本当に親切でした。

 

長時間かけて行った甲斐ありました。大満足です‼︎

 

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帰りは17:00のバスで20:00にパリ到着しました。

 

 

 

 

 

 

Semilla

お洒落なお店が集まるサンジェルマンデプレにある「Semillaセミーヤ

今流行りのネオビストロです。

 

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実は私、3年前に旅行で初めてパリを訪れた際に三ッ星で働いているフランス人の友人に紹介されて一度訪問したお店です。

 

その時の料理の美味しさ、斬新さ、雰囲気の良さに感動して、念願の再訪です。

店内は結構広く50人くらいは入るキャパですが常に賑わっているので予約したほうがいいです。

 

ここのシェフ、エリック・トロション氏はMOF(国家最優秀職人)に選ばれた方。

お店の中はオープンキッチンで料理を作っている姿を見れて楽しいです。しかも今回座ったのは厨房目の前のカウンター。まるでシェフズテーブルのような感じでした。

 

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メニューはアラカルトのみです。

 

タイのセビーチェ、セロリ、オゼイユのソルベ

 

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ひめじ、ほうぼうのエスカベッシュ、ブイヤベースのジュレ、アイヨリソース

 

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生ハム、シューフルールのパスタ

 

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ヒメジ、サフランのニョッキ、バターナッツのソース

 

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リー・ド・ボー、オニオンカラメリゼ、栗のニョッキ

 

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モンブラン、ヨーグルトとゆずのソルベ

 

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アーモンドリキュールが効いたカリソン、ミカンのソルベ

 

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ここの好きなところは、他のお店ではないような食材の組み合わせを楽しめて且つ、いつも食べたくなるようなメニューがたくさんあるところです。場所柄もあり少し高いですけどオススメです!!

 

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ちなみに僕も友達に何度か紹介してるんですが、みんな喜んでくれてます。

 

 

 

Septime

ミシュラン一つ星「. x X Septime X x .

 

ネット上ではパリの人気レストランでかなり話題を集めているお店。

予約を取りづらいことでも有名です。

 

一度当日予約をしてみましたが満席と言われ、改めて予約日の二日目に連絡してみると予約が取れました。ネット上では3週間後までの予約を受け付けているみたいですが✖になっている日でも電話で確認すると大丈夫なこともあるようです。実際私もネット上では✖がついていた日に電話で予約をしてOKでした。

 

お店の雰囲気はネオビストロのような感じでカジュアルです。

場所は11区にあり看板がなく分かりづらいですが、この青い壁が目印です。

 

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シェフは私が先日行ってきた三ツ星「アルページュ」出身だそうです。

 

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夜のコースは80€の「carte blanche」とかいてある、おまかせコース一本です。

私はそれにワインパリング55€を注文してみました。

 

アペリティフでタイム、ローズマリー、サリエットの香りがついたコンソメスープ

 

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パン生地の上にほうれん草のピューレとパルメザンチーズ

 

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マグロのカルパッチョ

そしてここからペアリングがスタート

 

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白アスパラ、マスタード

 

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人参のソテー、シェーブルのクリーム

 

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ムール貝などが入ったスープ

 

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メインはホロホロ鳥

 

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そしてデザート2皿

 

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感想は一皿一皿は美味しいのですが全体的に量が少なく、正直あまり印象に残らなかったかなという感じでした。少し行くまでの期待値が高すぎたのかもしれません。

 

ただサービスの感じはよく、ワインぺアリングも非常に料理に合っていたと思います。

営業開始時間の7:30の予約でしたが入店早々に満席になって、人気の高さを感じました。

 

次回は隣接している姉妹店の「Clamato」に行ってみたいと思います。

こちらも人気店で予約は受け付けてないそうなので、直接行くしかないそうです。

魚介専門のお店で生牡蠣などが有名とのこと。

 

Mister LOC LAC

アジアンキッチンとサブタイトルで書いてあるベトナム料理のお弁当屋さん「Mister Loc Lac – Southeast Asian Kitchen」。 

 

場所はメトロ8番線Ledru-Rollin駅から徒歩5分くらい。ルドリュロラン通り沿いにあります。

 

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今住んでるとこの近所にあって、並んでいたので気になって買ってみました。

店内にイートインスペースみたいなカウンター席が3席くらいありましたがだれも使っておらず店内も狭いため待ってるお客さんで一杯です。

 

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メニューは3種類から選べて、牛肉、鶏肉、ベジタリアン。また付け合わせのお米はジャスミンライスかケチャップライスから選べてその上に半熟の目玉焼きが乗っかってます。

 

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そして飲み物がついて13€‼︎

 

パリ価格にしては安いです。

 

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味は普通に美味しい!僕は牛肉とケチャップライスを選びましたがサイコロステーキに醤油ベースのタレが絡んでいて日本人好みの味です。肉はかなり柔らかかったです。合成肉のような気もしますがそこはいいとして、サラダのドレッシングも別でついていて柑橘のヴィネグレットのような味わいで美味しかったです。

 

UberEatsもやっていたので近くに住んでいる方は是非試してみてください。

 

YANN COUVREUR ②

ヤンクヴルーの期間限定商品。

3/1~3/3にJohan Martinというパティシエとコラボをしていていつもとは違う商品がお店に並んでました。

 

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パッケージも特別仕様です。

 

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僕が食べたのは、ジャスミン風味のチーズケーキ、フリュイエキゾチック

 

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持ち帰りするときにケーキがずれてしまってあまり見栄えが良くないので彼のインスタにのっていた写真をアップします(笑)

 

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食べた感想。

土台になっているサブレ生地がまず食感が良く本当においしい。これは彼のデザートの特徴なんだけど生地がどのデザートも美味しい。そしてチーズムースの外側がホワイトチョコレートでコーティングされてあり、こちらも食べたときにカリッとした食感がたまらない。そして最後にジャスミンの香りが心地よい。

 

もー彼は天才ですね(笑)

 

このデザート期間限定だからもうたべられないのかな?

でもその後お店に行っても店頭になかったからそういうことなんですね。残念。